クリスマスローズはいつも下を向いているけれど、シックで個性的な花ですね。
正式な名前はニゲルというヘレボラス属(キンポウゲ科のクリスマスローズ属に分類される植物の総称)の植物です。
寒い冬に開花することからクリスマスローズと呼ばれています。
クリスマスローズは、可憐な見た目なのに、意外と育てやすいと言われている植物です。
お気に入りのクリスマスローズを見つけて、冬のお庭や花壇に彩りをそえてみてはいかがでしょうか?
そこでクリスマスローズの育て方や植え替えのポイント、肥料、土などのをご紹介していきます!
クリスマスローズの植え時と育て方は?
クリスマスローズは寒さに強く、水やりもそれほど必要ではないので育てやすい植物と言われています。
園芸の経験者だけでなく初心者が育てるのにも向いている植物と言えます。
また、庭植(地植え)でも鉢植えでも場所を選ばないので、一軒家でも、マンションでも育てることができますよ。
クリスマスローズは植物の成長期である10月~5月が生育期で、この時期に苗を植えるのが一般的です。
庭植えので育て方
庭などに直に苗を植える場合は水はけがよく、日当たりのよいところにしましょう。
もともと丈夫なこともあり、あまり手もかかりませんが、真夏の直射日光は禁物ですので、植える場所には気を付けましょう。
また、庭植えでいくつかの株を育てる場合は数年後の成長した状態を考慮して50~60センチ程離して植えるとすぐに植え替えなくていいのでオススメです!
鉢植えので育て方
植木鉢に苗を植える場合、一つの鉢植えに対して一株だけを植えるようにしましょう。
また外が寒いからと言って暖房のついた暖かい部屋に置いてはいけません。
屋外の霜や風の当たらない場所に置きましょう。
そうすれば花が長持ちしますので、より長くクリスマスローズが楽しめます!
植え替えでクリスマスローズを長く楽しもう
クリスマスローズは他の植物よりも根の生長が早いという特徴があります。
ですから、根腐れや根詰まりという問題が発生しやすい側面があります。
成長が悪くなってきたと感じたら、植え替えを考えてみましょう。
鉢はひとまわり大きな鉢を選ぶ
クリスマスローズの植え替えをする時、鉢の大きさはどうしたらいいのかという問題がありますね。
植え替えの鉢の大きさについては色々な考え方がありますが、大きめの鉢に植え替えるのが一般的です。
具体的な大きさとしては、ふたまわり程大きい鉢に植え替えて、しばらく植え替えの必要がないようにしたり。
ひとまわり大きな鉢植えにして、成長に合わせてまた植え替えていくという方もいらっしゃいます。
自分に合ったスタイルで、ひとまわり、もしくはふたまわり大きな鉢に植え替えるといいでしょう。
植え替え時期と注意点
一般的に植え替えの時期は10月~1月と言われています。
しかし、鉢底に根が出てしまっていたり、枯れ始めるなどの症状が出た場合はこの時期でなくても植え替えを検討した方がいいでしょう。
植え替えをする時は株の底部の根を少しほぐしてから新しい鉢に植えます。
根をほぐすのはなんだか怖い気もしますが、クリスマスローズは丈夫ですので、怖がらずに優しくほぐせば大丈夫です。
また植え替えをした当日は水やりはせず、しばらくは風当たりの強くない場所に置いておきましょう。
庭植えの植え替え
庭植えの場合、鉢植えと違ってあまり頻繁に植え替えの必要はありません。
目安としては5年~7年と覚えておくといいでしょう。
クリスマスローズの肥料は?
他の植物と同様に、クリスマスローズを育てる上で肥料はとても重要な役割を担っています。
しかし、単純にたっぷり肥料をあたえておけばいいというわけではありませんので、しっかりポイントをおさえておきましょう。
まず肥料を上げる時期は9月中旬~5月下旬のクリスマスローズの活動期を目安に与えてください。
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特に固形肥料の場合は6月に入る頃には肥料が切れるように調整しておきましょう。
与えすぎは根腐れなどのもととなりますので、生長に合わせて必要な量にするように気をつけてください。
次に肥料の種類によっての注意点です。
ホームセンターなどに行けば様々な種類の肥料がありますがクリスマスローズを育てる上で基本的に固形肥でも液肥でも構いません。
液肥は説明通りに希釈して使用します。
固形肥は株のまわりではなく、少し離して用土の上に置くようにしましょう。
植え替えや根を切った時には肥料焼けを起こす可能性があるので、10日くらい肥料は与えないでください。
土の配合は住んでいる場所にあわせて
ホームセンターに行くと既に混合された培養土がたくさん売られていますよね。
こういうタイプのものは初心者には嬉しいものですが、クリスマスローズを育てるならば自分で土配合することをオススメします。
基本的に配合は赤玉土5~6、腐葉土3~4、軽石(鹿沼土)1に籾殻燻炭やカキガラ石灰などの他の調整用土を少し加えます。
もしお住まいが東日本より少し温かい西日本でしたら、この配合を少し変えてみましょう。
クリスマスローズは冬の花ということもあり、夏の暑さは天敵です。
赤玉土や腐葉土の割合を少なくし、軽石などの割合を多くすると土中に空間が多くなって失敗が少ないです。
ただし、その分土の渇きが早くなりますので、水やりは注意が必要です。
クリスマスローズを育てて冬に彩りのある暮らしを!
クリスマスローズは冬の貴婦人とも呼ばれ、多くのガーデナーに愛されています。
基本的にあまり手がかからず丈夫な性質があるので、ガーデニング初心者にもオススメな植物ですよ。
この機会にクリスマスローズを育ててみると、寒い冬に彩りが添えられ、楽しみがひとつ増えていいかもしれませんね!